猫額洞に行きました

 猫額洞。びょうがくどう、と読みます。ねこびたいほら、と読んだのは会社の同僚です。違います。
おーでぃっと・とれいるさんとこhttp://furima.rakuten.co.jp/booth/sp_index.php3?uno=3082490の“猫文芸”なるコトバが気になっていて、検索していたらこの猫額洞のサイトhttp://www.h4.dion.ne.jp/~nekomata/(正確には目録に)行き当たりました。
目録のライナンップ眺めていたら俄然気になるんですヨ、これが。古典SFにホームズ本、ミステリ、映画。でも方向というか場所が悪い。中野の弥生町は川島商店街だ。どこの駅からもちと遠い。しかもどの路線も私の帰宅路線路線につながるのに2回は乗り換える。躊躇してそうこうしていたら本探しの依頼が来まして、しかも猫額洞にあるとは判っている本。行く理由は増えていくんですが、いざ出かけようとすると雨が降る、残業が入る、上司筋から呑みに誘われる。
サイトに行き当たったのが連休前だったから、一ヶ月近く恋焦がれていたワケです。片思いだけどね。
で、今日やっと会社が引けるのもそこそこに伺ってきました。
西新宿五丁目から歩いて不安になる頃にスリーエフの角を曲がって歯医者を過ぎたら、川島商店街に出るのですぐ左。そこが猫額洞。
お店の佇まいは素っ気無い親切さとでも言いましょうか。無駄な飾り無しですが、こう、なんというかそれっぽいオーラがあります。
ここもご店主は女性です。ブログ拝見していて、多分メチャメチャ若い女性ではなかろうと思っていたのですが、やはりキリッとした感じの小柄なご婦人でした。
棚を拝見すると。品揃えの印象はそうですな。おーとれさんが女性になって路面店を開いたらこんな感じかなぁと。
私的には凄くあたりです。棚を拝見して頼まれ物を買って。あまりにも主張のはっきりした品揃えだったので伺ってみると、ダイバー同様にご自身の蔵書から出発したとのこと。「最初ッから品揃えがはっきりしていてからでしょうかスグに足穂のそろいをお持ちになった方がいて」。
なるほど。本が本を呼ンだ結果がコレですか。ひとしきり感心して辞去。あんまり感心したので名高い富士鮨やはまhttp://www.heart-beat-nakano.com/shop/s76/76040.htmlを確認してくるのを忘れてしまいましたとさ。