三百年の謎匣

やっとこさ、購入。

三百年の謎匣 (ハヤカワ・ミステリワールド)

三百年の謎匣 (ハヤカワ・ミステリワールド)

 密室状態の袋小路で殺された富豪の手から、森江春策の元に巡りめぐって持ち込まれた不思議な書物には、異なる時代の六篇の物語が様々な言語で綴られていた。三百年に及ぶ書物の謎が解き明かされるとき、莫大な遺産をめぐる不可能犯罪の真相が浮かび上がる。
 東方綺譚、海洋活劇、革命秘話&中華幻想、秘境探検、ウェスタン、航空推理――時代・場所・ジャンルをそれぞれ変えて構築された驚愕の連鎖長篇!

だそうです。

この本は作者の固定キャラ「森江春策」のシリーズの一冊。だけど成り立ちがちょっと特殊。雑誌連載時にはこんな感じだった。

  • ホークスヴィルの決闘 (連鎖ミステリ・1)

《ミステリマガジン4月号》収録(早川書房・2003年4月1日付発行)

  • 海賊船シー・サーペント号 (連鎖ミステリ・2)

《ミステリマガジン7月号》収録(早川書房・2003年7月1日付発行)

《ミステリマガジン10月号》収録(早川書房・2003年10月1日付発行)

  • マウンザ人外境 (連鎖ミステリ・4)

《ミステリマガジン1月号》収録(早川書房・2004年1月1日付発行)

  • 北京とパリにおけるメスメル博士とガルヴァーニ教授の療法 (連鎖ミステリ・5)

《ミステリマガジン4月号》収録(早川書房・2004年4月1日付発行)

《ミステリマガジン9月号》収録(早川書房・2004年9月1日付発行)

  • 三百年の謎匣 (連鎖ミステリ・7、森江春策シリーズ短編・17)

《ミステリマガジン12月号〜1月号》収録(早川書房・2004年12月1日付〜2005年1月1日付発行)

やっとこさっとこ、森江春策にたどり着いたわけだ。
で、〈ホークスヴィルの決闘〉がウェスタンだったので注目していたのですが、結局ウェスタンには戻ってこなかったのが残念。