モダン古書案内

 フルホンではなく古書、というところがイマドキかもしれない。少なくとも書痴をターゲットにしていないフリをしている本。
 「古本は何で楽しいか」という、かなり手前にあって奥深い問いかけに軽快かつオサレに回答しているところがエライですね。
なにしろ私が古本とかかわりを持ったのは推理小説とかSFといったジャンルの絶版になって読めない本を読みたい!という高校生の性衝動みたいな欲求ゆえでしたから(ちょうど高校生の頃だったなぁ、そういえば)。そんな散文的で殺伐とした説明をした日には世間引いてしまいます。

こちらは古本屋で購入。キャンペーンで200円の割引券を貰った。うれしい。

改訂版も出ている。こちらは新刊本屋で購入の予定。池袋のジュンク堂にはちゃんとあるところもエライ。

 古本というのはの楽しみ方というのはいくつもありますが、記憶の外にあって歴史未満の事柄をほじくりかえすこともその一つです。その点、昭和レトロ風な装丁や紹介されている本もぴったりですな。