転記先のノートのこと

 私のノートは《知的生産の技術》の“発見の手帳”がもとになっています。本当のおおもとはランサム・サガの登場人物、船の博物学者ことディック・カラム君の手帳なんですが。
大学生くらいまでは“発見”をするのが教室や図書館などでしたしし、落ち着いて書き留める余裕もありましたので、メモ帳やノートを広げて直接に書いていました。
しかし会社員になると“発見”の場は客先や街中などのフィールドになります。なかなかノートを広げてはいられません。
身動きのままならない満員電車の中や歩きながらあるいはひそかに!ごく短時間で書き留めることになります。
自然にその場でのメモと落ち着いてからノートへの転記というステップになりました。

ディック・“教授”・カラムの手帳についてはこちら。
長い冬休み (アーサー・ランサム全集 (4))