寄り道の方法

 ここのところ(正確には昨年の8月頃から始まり昨年の師走に顕在した)、会社員仕事の圧迫がきつくなっている。ために平日の寄り道の回数と行動圏が極端に縮小してしまった。

 具体的にはほぼ毎日残業が発生するようになり、かつ時間1時間程度だったものが90分から120分程度に伸びているのっである。会社を出る時間と自宅に帰り着かなくてはいけない時間がグッと短くなったのだ。
 会社を出るのが遅くなった分。帰りを遅くするということはできない。家で待っている家内のことと明日の仕事のことを考えると家に帰り着くのをあんまり遅くするワケには行かないのである。それにあまり遅くなると散歩コースの最後のほうでは空いているお店がコンビニと飲み屋だけということになってします。
 そんなこんなで平日の寄り道の回数と行動圏が極端に縮小してしまった。 おかげで半年近く平日夜に谷中界隈をぶらぶらしていない。
 コレじゃあイカンだろう。 谷根千界隈散歩を復活させるにはどうすればいいのか。
 簡単に考えると30分から60分スタートが遅れるのがどうしようもないなら駅から現地までの移動時間を短縮するしかないのだろうな。そう考えると答えは出たも同然で、チンタラ歩いていないでもっとサッサカ移動する方法を採用すればいいのだ。問題は駅を降りてからの移動時間なのだ。
 歩くよりも早く、電車のなかに持ち込み可能で、オフィスに保管可能で、充分に廉価なかつスマートな交通手段。となるとやっぱ折りたたみ自転車みたいなのを使うのだろう。
 徒歩に比べて自転車は一時間当たりの速度は4倍、一日当たりの移動距離は3倍なんだそうだ。不忍ブックストリート散歩は大体1時間強なので行程を30分に短縮できれば、家に帰るのお遅らせることなく寄り道が可能になるので。計算上は。

 それに。都内を自転車で流したら気持ちいいだろうし、カッコいいだろうな。

こんなことを、くだらない残業会議の最中に考えていた。